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倹約とムダ遣い





毎年の決算時に経費の内訳をまじまじと眺めるのですが、旅費交通費(飛行機代など)がもう少し何とかならないのかいつも考えています。エンジニアは月に最低2回は地方に出張に出ますし、機械のトレーニングのために年2回は日本に行きます。私も最近はほぼ毎月日本とフィリピンを往復しています。東京などへの出張も含め、旅費交通費で相当な金額を使っています。

サラリーマン時代に植え付けられたルールは起業した後にも染み付いています。基本的に海外の航空券はLCCを除く、一番安い航空券を買うことにしています。昨年までは大阪発でもANAが安かったのですし、東京での仕事も多かったのでANAを使うことが多かったですが、今年はPALも同じような金額で買えるのでその時に安い方を買っています。東京経由で大阪に移動できると、その分の交通費が浮きます。大阪発で使っているのはPAL、ANA(東京経由)、中華航空、キャセイです。Jetstarはよほどのことがないと使いませんし、セブパシは国際線は使いません。(国内線のどうしても路線がないときのみ)

日本の会社ですといろいろな社内規定があると思いますが、部長職(課長職?)以上はビジネス、社長クラスになるとファーストクラスという会社が多いのではないでしょうか?フィリピン関係の方でもオカニ持ちの社長さんは「俺はビジネスに乗っているぜ」とFBに(ちょっと自慢気に)載せていますが、余裕のある会社は羨ましい限りです。しかし私はそういう欲求はなぜかありませんし、逆に勿体無く思えてしまいます。特にフィリピンまでなんかたったの4時間です。短いフライトでビジネスに乗ると食事の時間が長すぎて、却ってもったいなく感じてしまいます。エコノミーと比べても金額は倍以上違います。確かに大きな会社の社長さんがエコノミーですと世間体もあるでしょうが、ビジネスでも私は十分だと思います。ファーストクラスに乗る必要があるのでしょうか?

最近東京都知事の舛添知事が海外の渡航費が高過ぎると話題になっています。ご本人曰く、「必要なことはしていかないといけない」ということで、一流ホテルのスイートルームに泊まったり、ファーストクラスを利用したりと批判の的になっています。パリ・ロンドン出張にはファーストクラスで約266万円、スイートルーム1泊約20万円ってどういう感覚なんでしょうね?ましてや自腹ではなく税金を使って出張しているわけです。私が東京都民だったらもっと怒っていると思います。別に一流ホテルに泊まるのはいいですよ。でもスイートに泊まる必要があるのかって思います。ファーストクラスでなくてビジネスでいいやん、って思ってしまいます。何様やねんって思ってしまうのは私だけでしょうか?公務員の人はそういう「感覚」が麻痺しているのでしょうか?

266万円の利益を稼ぐのは私のような零細企業に取ってみれば大変なことなんです。旅費交通費は必要経費ですが、本音をいえば少しでも削りたい経費です。もちろん効率や対費用効果も大切です。ジェットスターで¥35,000かPALで¥37,000円食事付き荷物23kgが2個までOKなら、高くてもPALを選択します。大阪〜東京〜マニラのANAが高くても、国内の旅費を考えてトータルで考えて安かったらANAを使います。そういう感覚が大事だと思っています。

私は東京都民でもありませんし、人様のやることなので文句はいいませんが、そういう「感覚」や「常識」を忘れずにいたいです。いくら大金持ちになっても不要なものは不要。そんな考えを貫き通したいと思っています。あのビルゲイツはエコノミーが中心らしいです。彼の言った有名な言葉が

「会社の金でも個人の金でも、無駄なことに金を使うことは理解できない。ファーストクラスの料金に何倍もお金を払ってみたところで、到着する時間は同じなのだから」

その通りだと思います。

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