そして僕は途方に暮れる
今週あった話をまとめました。(脚色はありません)
1. 事務所の移転に伴い、必要な書類や手続きをスタッフに徐々にさせています。SECや市役所など届けで関係が先だと思い、お願いしている会計会社に聞いてみました。
会計事務所:「事務所の移転ですか?あ、一から会社のMayer's Permitも登記をやり直しですね。」
私:「はっ???」
驚いた私は市役所にスタッフを走らせました。真っ赤なウソでした。Php1,000でMayer's Permitは変更可能。SECもPhp5,000くらいで変更可能。Brgy Permitも同様でした。
2. 同様に移転に伴い固定電話の移設をすべくPLDTのコールセンターに電話をかけました。
PLDT「電話番号をそのまま使う場合、いつ移設できるか日程は確約できません。1ヶ月先かも2ヶ月先かもしれません。決まった日付に必ず移設しなくてはならないのなら電話番号を変えるしかありませんね。」
私:「???」
驚いた私はすぐにスタッフをPLDTの最寄りの支店に走らせました。これも正しい情報ではありませんでした。同じエリア内にあるのなら電話番号は変える必要なし。書類を提出してから最長でも3週間で切り替え可能、ということでした。
3. 海外から食品の輸入を検討しており、税関に問い合わせたところFDA(保健局みたいなところ)の許可が必要とのことで、FDAに聞くと、
FDA:「100gでも食品を海外から持ち込む場合は、持ち込む度に検査を受けて許可をもらわなくてはいけません。」
私:「毎回ですか???」
と、スタッフをFDAに走らせました。結果、LTO取得時にそれらを輸入する業者というのを申請すれば、毎回の申請は不要とわかりました。(ただし税関から別途許可が必要)
4. 先日クッキーの工場にいきなり市役所からスタッフが来て、使っている水を採取(勝手に)していきました。井戸水ではなくManila Waterの水です。
そして今日そのスタッフが再度来て、「この前の結果な。これから毎月検査しなきゃいけないしな。毎月Php600払えよな。」と帰っていったそうです。
ちなみに日本の食品衛生法では水質検査は年に一度です。フィリピンでは消防署もいきなり抜き打ち検査をして、無理やり消火器の中身を売りつけに来ます。BIRもいきなり来て、難癖をつけさせてペナルティを払わさせます。や◯ざのみかじめ料と同じです。
水質検査をして文句を言うのならManila Waterに言ってほしいですし、ましてや自社の物件でもないので例え検査に引っかかってもわれわれができることは限られています。
市役所に提出しなくてはいけない書類や許可証は?????なものばかりですが、Sanitation Permitというのも摩訶不思議な許可証です。食品を扱う会社やレストランなら理解しますが、食品の「し」も関係ない会社にもX線+健康診断の結果を出さなくてはいけません。まだ理解のできるPermitならともかく、小銭稼ぎとしか思えない制度がこの国には多すぎます。(ビザ所有者が空港やイミグレで取られる「Express Fee」とか空港の出国料、旅行税など何に使っているんでしょうか?)
こういうつまらないことがこの国は多すぎる気がします。以前にも書きましたが、この国の最大の問題点は「担当者によって見解がバラバラ」ということです。コールセンターのスタッフでさえ言うことがいい加減です。会計士の言う事の半分くらいは信じられません。
「正しい情報とは何か」
例えインターネットや解説本に載っていたとしても担当者が正しい情報を持っていなければどうしようもありません。
そうやって毎日途方にくれていきます。
この記事の内容が嘘偽りや誇張ではないことを、
私が10000000000000%保証致します!(爆)
by moimoi (2014-08-01 09:30)
ふむ・・・・海外共通といいますか、、、こういう問題ってどうたいしょすればいいのでしょう。。いつも考えてしまいます
by あーちゃ (2014-08-01 10:44)