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責任感と忍耐力のなさ - その2




先日の記事の続きです。

先日の記事ではフィリピン人の責任感の無さについて書きましたが、今日は忍耐力の無さについて書きます。

私個人的には忍耐力というのは生まれ持った部分もあるかもしれませんが、それ以上に教育を通して身につける部分のほうが大きいのではないかと思います。日本人(他の国でもそうだと思いますが)は小さい頃から忍耐力をつけさせられるように教えこまれたと思います。(今のゆとり世代以降は知りませんが)四季がある国では厳しい冬があり、それを過ごすだけで忍耐がつきそうなものですが、学校では規律を学び、我慢を強いられ、クラブ活動などを通じ、先輩から厳しい指導を受けます。社会に出たらもっとすさまじい我慢が必要で、それらのストレスが最近増えている精神的な病気や自殺につながっているとも言われています。大きな災害が起きてもじっと我慢している姿は海外のメディアでも取り上げられました。とにかく日本人は我慢強い。

それにひきかえ・・・・・

フィリピンでは基本的に教育という観点が根本的に違う気がします。とにかく子供は甘やかします。好き勝手、本能のままに育てます。そのために本人には悪気はないかもしれませんが、嘘をつくことに罪悪感を感じず、貧困のせいで強盗や殺人すら正当化します。(全てではない)「辛抱」とか「我慢」とか「忍耐」というものにほど遠い人種です。だから叱るとすぐ辞めます。怒鳴ると辞めて仕返しをします。(注釈:聞く話では他のアジアの国の人も相当ひどいらしいです。それらと比べるとフィリピンはまだマシという声もありますが。)

叱って辞めるならまだマシです。仕事がしんどいからフィリピン人は辞めます。私の知り合いのカフェでは1年に10人が辞めました。8時間立っているのはしんどいそうです。私の知り合いのレストランでは1ヶ月で7人辞めました。厨房が熱いからだそうです。給料が安いから辞めるのは当たり前です。

ちょっと話が逸れるかもしれませんが、フィリピン人はなぜすぐ仕事を辞めるのかということを考えた場合、今回と前回取り上げた通り責任感のなさと忍耐力のなさが原因の一因だと思います。じゃあ従業員の定着率のいい会社の秘密は何かというとズバリ給料の良さではないかと思います。(これもそれだけではないと思いますが)私が見てきた限りですが、一定額の報酬をもらった上に忠誠心というのが芽生えてくるのかなと感じます。フィリピン人は日本人みたいに義理人情で動かされる部分が少ないと重います。会社との強いつながりを保つ手段。ドライな言い方かもしれませんがお金に占める割合は大きいと思います。もちろん社員旅行とかパーティーとか会社が提供する数々の福利厚生も重要でしょうが、結局収入の高い会社は定着率がいいように感じます。雇用側にとってもある程度の給料で成果が出るのなら、「これは」と思った人間には思い切った投資をするべきかもしれません。

でも最近の日本を見ていると雇用する側もされる側もフィリピンと同じように収入で左右される場合が増えてきているのでしょうか?会社への忠誠心が希薄になっていると感じています。
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あーちゃ

会社への忠誠心というのは、昨今聞きませんね・・
それぞれ、給料と仕事の内容、自分の時間を見極めて選んでいるような気がします。
東南アジアの国々は、もともと暑いですし、それが働かなくてもくらしていけるようなムードもあり、国民性ができてきたのではないかと。。
現実、日本のこのうだるような暑さのもとでは、かなり生産効率も落ちてますし。
生活水準の低さから、まず 1.お金 2.以下にそれいがいのものがあるように思えます。
もっと豊かになって初めて、他人のためとか自分への投資などがでてくるような、、、そんな気がします。
by あーちゃ (2014-08-01 10:09) 

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