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フィリピン税関へのお願い




このブログでいくら喚いても何も始まりませんし、何も変わらないのですが、フィリピン税関に言いたいことがあるので今日は記事にします。(いわゆる単なる愚痴ブログです。)

私の会社は日本などから機械の部品やクッキーの製造に必要な道具などを輸入しています。その中で急ぎの製品やパーツなどはDHLやFEDEXなどを使う場合も多々あります。クーリエを使う時=超急ぎの場合です。

しかしフィリピンのクーリエはUS$499を超えるものは有無をいわさず通常通関に回されます。つまりAir便と同様に到着後、税関検査を受けなくてはならず、日本のように1日で輸入許可が出ることがなく、時間が当然かかります。急ぎで送りたいからクーリエを使っているのに通常通関に回されるのでしたらDHLに高いお金を払って送る意味が全くありません。じゃあ申告金額を低くしてUS$499をうわまらない金額で申告をすれば、と思う方もいると思いますが、基本的には違法行為です。おまけに高額な金額のパーツ(20万円を超えるような金額)のものが万が一破損しようものなら保険金額は申告価格しかカバーされません。

日本のDHLでは「フィリピン向け貨物でUS$499を超える商品については24〜48時間以内に通関」と連絡をしているそうです。しかし今回海外から送ってもらったものは何と15日経った今も通関されずに倉庫に眠っています。私達のクッキーには賞味期限を保つために脱酸素材というものを使用しています。ローカルの会社にも輸入をしている業者がいて、そこから購入していましたが、素材が悪く機能していないこともよくあるので日本のメーカーから輸入を試してみることにしました。しかし15日間も通関されないため、製造工程に支障をし始めています。(クッキーが包装ができない)

何の理由でUS$499以上のものは通常通関に回されるのか理由がわかりません。フィリピン税関にお願いです。今すぐこの項目を撤廃してください。輸入税も払うし、VATも払います。ただ今後も急ぎで送らなくてはいけない小口貨物がたくさんあります。日本からクーリエを使って小口貨物を送る理由は次の日には到着するからです。(以前はそういう制限がなく、問題なく次の日には到着していた。)

今回の件でもDHLにクレームをつけましたが「税関のことは知らない。責任外」の一点張りです。おまけにフィリピンのDHLでは「手数料」として今回の場合3300ペソも加算されています。日本のDHLにもこの件を伝えると「DHLでは送付者の人に現地の手数料を負担していただいています。」という返事でした。それからすればフィリピンサイドで手数料を取るのはおかしな話です。

今回の計算式です。
DHL.jpg

もしこのようなことが続くのであればUS$499の金額を超える小口貨物はEMSで送るのが得策かもしれません。高い税金を払うことが同じであればまだ早く通関ができるEMSの方がはるかにマシの気がします。(EMSはEMSで問題だらけですが)

機械のトラブルがあって急に取り寄せなくてはいけない部品があってもいつ通関できるかわからないものをあてにするわけにも行きません。お客様の生産に影響があるなどもってのほかです。

フィリピンでは理不尽なことが多すぎると過去にも何度も書きました。税関をはじめとする役所関係はともかく、多国籍企業であるDHLも同様です。所詮は外部委託しているので他のフィリピンサービスと変わり映えしません。起業をしてから年月が経てば経つほど粗が見えてきます。フィリピンでビジネスをしている人で「快適」と感じている人はどれくらいいるのでしょうか?私のように日本から輸入をしてビジネスを営んでいる人はたくさんいるはずです。皆さんは私のような問題は抱えているのでしょうか?それをどうやって回避しているのでしょうか?合法的な方法でこのような問題を回避できるのならぜひとも教えてほしいものです。

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aakaat

はじめてコメントさせてただきます。フィリピンは初心者ですが、これほど配送の状況がひどいたは知りませんでした。個人的に3回EMSと航空郵便を送りましたが3回とも被害にあいました。スリランカやタイに比べても状況は悪いですね。
by aakaat (2014-04-15 18:20) 

ぽぽ

はじめまして。
フィリピンへ荷物を送ろうと思いネットで探していてこのサイトに来ました。
フィリピンへは年2~3回個人的な荷物を送っていますが、なかなかいい手段がありませんね。送り先はミンダナオですが郵便関係が最悪です。去年の9月に内容物が1000円ぐらいのものをEMSで送りましたが、3週間かかって350ペソとられました。EMSで荷物が紛失したこともあります。手紙関係は到達率50%です。ドアツードアの船便が時間はかかりますが一番安全ですね。私の知人が25年ぐらい前、ケソンシティーで小さな縫製工場を始めましたが、荷物を取り出す(EMS)のに、まず探すのにお金、受け取るのにお金、次回からは当然お金、ということで半年で撤退しました。あれから全然進歩がないですね。
by ぽぽ (2014-04-22 00:36) 

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