フィリピンはロングライフに向いているか?
今日の夜たまたまつけていたTVでフィリピンのことを取り上げている番組が2つもあり、興味深く観てしまいました。
一つは「世界ふしぎ発見」です。ロングステイの特集をしていたのですが、まず出てきたのがフィリピンのセブ。その他にマレーシアとタイのチェンマイを取り上げていました。うーーん、日本で紹介するフィリピンはなんて素晴らしい国なんだ、と正直に思いました。
番組の中でも取り上げていましたが、東南アジアで有名なロングステイビザ(=退職者ビザ)のフィリピン、マレーシア、タイの比較をしていました。
番組HP → http://www.tbs.co.jp/f-hakken/bknm/20130316/p_3.html
こうやってびっくりしたのは永住権がもらえるのはこの3カ国のうち、フィリピンだけなんですね。(間違っていたらゴメンナサイ。)私の知人がタイのチェンマイに退職者ビザを取って移住しています。この方にお会いした時に聞いた話ではタイの退職者ビザは就労や収入を得ることを禁止されているそうです。その意味ではフィリピンの退職者ビザというのはある意味恵まれているかもしれません。
いろいろなブログでフィリピン移住のススメもしくはススメないものが書かれていますので、詳細は割愛しますが、もし退職ビザを取ってご夫婦でフィリピンに移住しようとする場合(=フィリピン人配偶者ではない移住の場合)、私はフィリピンの退職者ビザを取っても出入国は基本的に自由なので、100%移住するのではなく、年の半分くらいをフィリピンで過ごすくらいの生活の方がいいと思います。フィリピンに移住するのならそれも間違ってもマニラには移住しないほうがいいです。日本よりも大気汚染がひどいところにわざわざ来る必要はないと思います。やはり場所的にはセブがいいかな?生活するのにも一応一通りのものは揃っていますし、マニラに比べたら治安も渋滞も相当マシだと思います。
以下は私のあくまでも私見なので鵜呑みにしないでほしいのですが、海外慣れしていない方はフィリピン移住はちょっとハードルが高い気がします。いきなり移住ではなく、まず英会話取得目的やゴルフ三昧など特定の目的を持って徐々にスタートしたほうがいいです。フィリピンで移住するにしてもビジネスを始めるにしても前提としてやはり「言葉」はとても大事だと思います。日本語しか話せず移住するのは正直無謀です。この番組でも冒頭に出演者にアンケートを取っていましたが、移住適応度を調べておいたほうがいいです。特に言葉=英語もしくはタガログ語は最低条件だと思います。それでないといろいろと大変な目にあると思います。
仕事以外でフィリピンに住むのは悪くない選択肢です。特にフィリピンでやることがある人は(例えばゴルフとかスキューバとか、英会話とかボランティアとか)楽しい国かもしれませんが、何も目的がなく来たら退屈な国です。ただ治安は悪いし、フィリピン人の行動と日本人の行動には相当なギャップがあります。物価が安いと言いますが、住居費、光熱費などは相当に高く、日本並の生活を求めたら決して安くはないフィリピンライフです。日本人社会もいろいろな意味で狭いと聞きます。(特にセブは)
この手の番組はいいところしか取り上げません。よく調べてから移住を考えたらよろしいかと思います。外国人は基本的に土地付きの不動産はタウンハウス以外は認められておらず、コンドミニアムの生活となります。プール付きの家にメイドさん付きの生活となると賃貸しか方法はありません。そういうことを夢見ている人は多分希望に合わないと思います。番組を見て決して踊らされないでくださいね。
もう一つのフィリピンを取り上げた番組はあのmanila ceoさんも出演した「電動トライシクル」の特集をBS1でやっていました。この番組を見た感想を書こうとしましたが、長くなるのでまた次回ということで。とても夢のある話ですが実現までにはハードルが相当高いと思いました。
私も同意見です。
フィリピン人の友人がいて何回か渡航してますがやはりギャップが激しいです。
正直日本人が日本で暮らす感覚で移住するとお金が日本と同等にかかると思います。
金の匂いがするとよからぬ人も寄ってくるでしょうしね…
by NO NAME (2013-03-17 23:34)
旅行と移住はかなり違います。
私は新しく来られた人が続くかどうかが、少し判るようになりました。
すぐ「日本では・・・」と言う人は、永住は無理でしょう。
諦めて日本へ帰ったほうがいいです。
半年以上経っても「円ではいくら?」では駄目です。
効率よく両替することは大切ですが、ペソの生活に慣れなければ。
「ないものねだり」ばかりする人も多いですね。
こちらにある素材で工夫することが楽しいのに。
注意力がない人、ガサツな人も続きません。
数年間住んでいて、警察、消防、救急の電話番号も知らない人!
日本と違って、火事と救急車は別ですよ。
交通事故なら、LTO(交通局)です。
警察署は非常用番号だけでなく、地元警察署の番号をメモしておく。
(私は警察官の友人の携帯番号を知っています。)
誘拐事件などはPNP(国家警察)の扱いです。
お金がなくても、外国人は金持ちと思われています。
特に自分の家の近くでは、決して目立たないようにしましょう。
移住したばかりの日本人、歩いて近くのモールへ行きました。
入り口の前で物乞いをしている老婆に50ペソ札を渡しました。
数日後、同じショッピングモールへ入ろうとしたら後から服を掴まれました。
先日50ペソやった老婆が、必死の形相で彼を睨んでいたそうです。
50ペソなんてたった100円じゃないか。
その通りです。
では、この乞食が1日にいくら稼いでいるか、知ってますか?
セブ島では、メイドの給料が週500ペソです。
朝6時から夜8時まで6日間働いて、500ペソです。
金銭感覚などは、長く住んでいても分からないものです。
観光客なら問題なくても、移住者は細心の注意が必要です。
私が移住したばかりの頃、
「フィリピンは危ない人が多いから注意しなさい」と
親切に言ってくれた日本人が5人いました。
後で分かったのですが、そのうち4人はとんでもない悪党でした!
だから移住希望者には、よ~~く言っておきましょう。
フィリピンは危ない人が多いから注意しなさいよ。
by セブノスター (2013-03-19 12:27)