好きじゃなきゃやってられない

時々ブログに貼り付けているメールのアドレスに直接メッセージをいただくことがあります。コメントと同様あんまり返信できていないケースが多いのですが、よくこんなことを聞かれます。

「フィリピンで起業をしたいけどどんなビジネスがいいですか？」

とか、

「◯◯をフィリピンでスタートしようと思いますがどう思いますか？」

という質問です。私はわからない場合は「わかりません」と正直に答えますが、私の意見など専門家ではないのであてになりません。ただひとつだけアドバイスがするとしたら、

「ご自分が大好きなことをやって下さい。」

と言うと思います。

フィリピンで特にやりたいこともなく、なんとなくチャンスがありそうだから起業をしたい人という人もいるかもしれません。もしくは仕事はあまり好きではないけれど、知識を持っているのでとりあえずスタートしたい人もいるかもしれません。日本では流行っているけどフィリピンにはまだないから始めたら儲かると信じてスタートする人もいるかもしれません。

以前からこのブログで再三書いていますが、フィリピンのビジネスは簡単なようで簡単ではありません。役所の煩雑な仕組みや日本とは全く異なる労務管理、汚職が蔓延する社会、複雑で煩雑な会計システムなど挙げればキリがありません。途中で嫌になって辞めたくなることが何度もあるかもしれません。

そんなフィリピンで起業してずっと頑張ってビジネスを続けている人たちには共通点があります。それは「仕事が大好きで楽しんで仕事をしている」と思います。私もフィリピンで仕事をしている理由はそれに尽きると思います。

もう何度も心が折れそうになりそうな時がありました。でもそれでもくじけなかった理由は仕事がまるで中毒のように好きだからです。多分私にしかわからない「快感」の時があります。1年以上も追い続けたプロジェクトがやっと実を結んだ時などは何ともいえない達成感を感じます。私が作ったクッキーを空港で買ってくれる人を見かけたときは幸せな気持ちになります。その「快感」が忘れられないから仕事を続けられます。本当に好きな仕事をしているときは正直「儲け」のことなど忘れています。そしてプロジェクトが終わった時に初めてお金をいただいていることに気がついたりします。

儲けを考えることなく仕事に没頭できることがベストだと思いますが、現実的にはなかなかうまくいかないですね。でも年に、いや数年に一度訪れるその瞬間を求めて今日も仕事をします。

と、お風呂に浸かりながらふと思いました。

コメント 2

僕もフードサービスビジネスに興味があり、
フィリピンでフードサービスを始めようと思い、
彼女のサリサリで日本から持っていったカレールーで
作ったカレーを試しに販売してみようと、
彼女に調理法を教え、10箱程渡しました。

ヒット商品になるかな？
by danoujp (2013-03-23 14:50) 

数年に一度訪れるその瞬間を求めて･････

その通りだと思います。

もちろん毎日毎日いいことばかりは起こりません。
それどころかフィリピンのビジネスは辛いことの方が多いです。
でも苦労と努力を重ねていくうちに必ずその瞬間が訪れます。

私はここ数年、その瞬間が訪れていないんです。
今年こそはガッツポーズで「よし！」と叫ぶ瞬間が訪れるように頑張ります。

by Happy Cream Puff (2013-03-24 14:57)