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カーネギーの「人を動かす」

フィリピンに帰ってきました。やることが多すぎて何から手をつけていいのかわかりませんが、一つ一つ片付けていきます。今日はドライバー君が納品作業でいなかったのでイエローキャブでコンドミニアムまでいきましたが、380ペソもかかりました。普通のタクシーならもっと安いと思いますがまあ安全に替えられませんからね。

今回飛行機の中で読んだ本がこの本です。


人を動かす 新装版

人を動かす 新装版

  • 作者: デール カーネギー
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 1999/10/31
  • メディア: 単行本



ビジネス本の中では名著中の名著といわれている本で、いまさらという気もしますがとりあえず読み始めました。非常に納得する内容ばかりです。まだ半分くらいしか読んでいませんが、最初の「人を動かす3原則」というのはなるほどと思うことがたくさん書いていました。その3原則とは、

1. 盗人にも五分の理を認める
2. 重要感を持たせる
3. 人の立場に身を置く

です。最初の「盗人にも五分の理を認める」という部分には面白い記述がありました。盗人というか過去凶悪犯罪を含め、多くの犯罪者に共通しているのが「自分は悪いと思っていない」ということらしいです。犯罪を犯すのにはれっきとした理由があり、その行為自体は間違っていないと思っている人が多いそうです。そんな相手に批判的な態度で臨んだり、ひたすらけなすようなことをしても「悪くない」と思っている相手には全くの逆効果で返って反発を生んでしまうそうです。批判や非難や苦情はかえって逆効果になることは著名な心理学者の実験でも明らかになっていて、できた場合に褒美をあげた場合と間違った時に罰を与えた場合を比べたら、褒美をあげた方が物覚えがいいという結果が出たらしいです。つまり(私の様に)批判ばかりではダメだということです。「批判も非難もしない。苦情もいわない。」これが極意だと結論づけています。

私はこの原則は50%賛成、50%反対です。特にフィリピンにおいては、です。この原則は国の事情に寄っても異なりますし、文化風習に寄っても異なります。「人を動かす」ことにおいて確かにこのことは重要かもしれません。プラスに働くことも多いでしょう。でも「自分は悪くない」という部分が批判無しで改めるかといえば??です。特にフィリピン人は決してプラスに働かない気がします。フィリピンで起業していたり駐在をしている方々はどう思われますか?

でも今まで上手に人を動かせていなかったのも事実です。今回はこの本を読んでいっそ騙されたと思って批判、非難、苦情を言わなかったらどうなるのか検証してみたいと思っています。またそれだけではなく他の原則である、「重要感を持たせる」、「人の立場に身を置く」という部分に関しても検証をしていきたいと思います。私の検証が他のケースに当てはまらないかもしれませんが、またここでレポートしますし、本の内容に関してもまたここで随時取り上げます。

いい本を読むことは自分のプラスになることばかりですね。新しいスタイルに挑戦してみます。

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コメント 1

manamana

25年前、入社したとき先輩が読めとくれました。
いまだに、読んでいないので、
いまの結果が・・・
by manamana (2009-09-12 06:56) 

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