マニラへの荷物の送り方 - 2018年版
フィリピンに何かを送るのにはいろいろな手段がありますが、どの会社も
私も子供がカナダにいた頃にはEMSをよく利用していました。カナダでも郵便局に取りにいかなくてはいけないのはマニラと同じですが、個人的なもので法外な価格を言われたことはありませんでした。
最近も書類をEMSでマニラへ送ったら、到着案内を受取人に送らずにEMS内で保管という事例がありました。以前は書類でしたら事務所まで送ってくれましたが、ついに書類までEMSの事務所(NAIA)まで取りに行かなくてはいけません。今回は到着のNoticeもありませんでした。文句を言っても始まりません。マニラですから。それなりの覚悟をしなくてはやっていけません。どんなに理不尽であっても、不明確・不透明であっても、賄賂を要求されようとも「フィリピン・マニラ」なのでどうしようもありません。そういうことを納得いかなくても仕事や学業や生活をする上で受け入れなくてはいけません。(不本意なのはいうまでもありません。)
話が飛びましたが、そういう劣悪な環境の中、われわれとしても少しでもベストな選択を選ばなくてはいけません。私が最近使っている方法をご紹介します。
1. 個人的なもので急がないもの
以前この記事で「バリックバヤンが使いにくくなるかも」という記事を書きましたが、なぜか脅しで終わった感があるほど未だに変更はありません。普通に送れています。噂では1つ1つの箱をX線検査をしているという噂もありますが、特に急がないようなものはバリックバヤンがやはり最強です。
日本食材店も最近は増えてかなりのものが手に入るようになりました。昔みたいに何でもかんでも送るということはしませんが、やはり食料品などはフィリピンの半額で手に入るので、食料品や日用品を中心に日本から送っています。
2. 法人利用の場合
会社からフィリピンの会社に何かを送らなくてはいけない場合、昔はFEDEXをよく使っていましたが、FEDEXのフィリピンサイド(Air 21?)が通関職員とつるみ、法外な税金を言われたり、荷物がExpressで出てこないので最近はやめています。(周りの会社も同様のことをいいます)
Door To Door (現地通関費用まで日本持ち)の場合はDHLを使うケースが多いです。DHLも融通が聞かない場合が多いので、発払いの場合はあまり利用していません。(DHLは大口ユーザーだと価格表の半額以下で送るケースもあり、ケースバイケースです。)
こちらの発払いの場合、最近よく使っているのがヤマト運輸の「国際宅急便」です。
http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/send/services/oversea/
基本的にフィリピン向けは個人向けへの送付ができないのが問題ですが、会社から会社に送る際には問題ないと思います。メリットとしては
a. マニラの担当窓口がUPSなのでそこそこ信用できる
b. DHL、FEDEXよりかなり安い(大きさによる)
c. 追跡が可能
d. 集荷が可能
e. ヤマトが窓口なので発送伝票も比較的簡単に書ける。ヤマト専用伝票
あくまでも個人の感想ですがDHL、FEDEXよりスムーズな通関をしていると思います。
3. 個人から個人
急ぎで個人宛に送る場合、手段がないのでEMSしか選択肢がなさそうですが、コスト度外視でしたらUPSを最近使っています。私の場合、個人宛に送るケースがほぼ皆無なので使ったことはないのですが、UPSの日本窓口はヤマト運輸になっていて、最寄りの営業所から送れるというのが最大のメリットです。またDHLのように登録など煩わしいこともありません。
送料はEMSの3倍くらいかかりますが、現地の通関料を考えたらこちらの方が間違いのない選択かもしれません。個人で送る場合、食料品や衣類などが中心だと思います。このような内容のものを送る場合、EMSに取りに行くのが構わない人で、ある程度の税金を払うのも覚悟の上でしたらEMSという手ももちろんあります。(あの場所まで行くのが煩わしいのは言うまでもありませんし、荷物一つ取りに行くのに半日をムダにするのもバカらしいと私は思いますが)
それだけの労力とコストをかけるのなら、日本食材店で買ったほうが安く済みますし、急がなければバリックバヤンが一番安心です。
しかしバリックバヤンも5月1日から大幅値上げです。今回は20%くらいの値上げです。諸般の事情らしいのですが、ここまでの大幅な値上げは過去にもなかった気が・・・。まあそれでも他と比べたら一番の最安値ですが・・・。
ここで書いた以外にいい方法があればぜひ教えてください。
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