留学の話
私の娘が2度めの留学のために昨日ノルウェーへと旅立ちました。
なぜノルウェーなのかと私も思いましたが、いろいろと理由があったようで、大きな理由としては現在学んでいる学科を引き続き学べるところと、非英語圏で勉強したかったということらしいです。その上で今通っている大学が交換留学として提携している学校の中なら選んだのがノルウェーの学校だったようです。カナダ留学が語学留学的な要素が大きかったですが、今回は意味合いが違うようです。
中学生の時にオーストラリアへ超短期留学、高校生の時にカナダに1年間留学し、今回はノルウェーへの留学となりましたが、父親としては今回が一番寂しい思いをしています。娘と2人でよく出掛けていたこともありますし、コンサートなどにも一緒に出掛け、喧嘩もよくしますがいい話し相手だったので余計にそう思うのかもしれません。ロス感がとっても強いです。
私は仕事柄海外の人と仕事をすることがほとんどでした。海外の人と仕事をするときは当然英語で仕事をすることになります。そういう環境下にいたので子供たちにも国際的な感覚を養える環境下で勉強をしてほしいと思い、そういう機会をできるだけ提供し、子供たちも今そういう道を進んでいます。娘は大学3回生で、息子は大学にこの春からなりました。両方とも高校からのエスカレートでしたが、大学受験をしなくていいというメリットを享受し、高校生活を楽しんだので良かったと思います。息子は英語での授業を前提としたコースに進んでいます。
彼らが将来どういう道を進むのかわかりませんし、それは彼らの自由です。ただ親としては彼らが路頭に迷わないように道を照らしてあげるのが役目だと思いますし、やりたいことを最大限やらせてあげたいと思っています。「なぜ働くのか?」と聞かれたら、「子供のため」というのも大きな理由の一つです。彼らが学校を卒業するまでは死ぬ気で働かなくてはいけません。ある程度のことは我慢もしなくてはいけません。彼らがどんな道に進むのか決まるまでサポートしていきたいと思います。
仕事のことで最近は子供に意見を聞くことも多くなってきました。ただ私は子供たちに仕事を引き継がせるなどこれっぽっちも思っていません。ただ若いうちにできるだけ社会体験もさせてあげたいです。華僑の多くが高校生の時から仕事を手伝わせます。大学になったら自分の会社の仕事を一部任せたりします。そうやって自分の仕事を引き継がせていきます。それはそれでいい教育方法だと思っています。
今回の留学にあたり、彼女は1回生のときからコツコツとバイトのお金を貯めていました。留学の条件として、学費、寮費は親持ち、食費や生活費は彼女持ちというのが条件です。それだけに彼女の思いも強いと思います。高校の留学のときは学校が1から10までやってくれましたが、今回は学校は入学手続きだけで他はこちらの責任です。寮を決めるのも、飛行機のチケットも、ビザの手配もこちらでやりました。それだけに何かが抜けていないかとても心配です。
とにかく1年間どのように成長して帰ってくるのか楽しみです。お父さんも一生懸命働いてがんばります。
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