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フィリピンの契約社員と正社員





更新が滞ってしまいました。

書きたいことが結構たくさんありますので少しずつ小出しにします。

ドゥテルテ次期大統領が正式に決定しました。いろいろと彼の考えがメディアによって報道されていますが、今までのフィリピンの問題点の核心をついた改善点ばかりで、新しい施策でフィリピンがどのように変わるのか本当に楽しみになってきました。

しかしその中で1つ私は反対のものがあります。ドゥテルテ次期大統領は契約社員制度を廃止し、全ての従業員を正社員として雇うように法制度を変えると言っています。ご存知のようにフィリピンでは同じ会社に181日以上勤務した社員は自動的に正社員になれます。それを防ぐために多くのフィリピンの各企業は180日以内で雇用契約を打ち切り、別の社員に総入れ替えします。

私は「自動的に正社員」制度の弊害として、6ヶ月打ち切り制度があるとすら思っています。多くの会社が最低賃金で雇いたいがために、正社員にするのではなく契約社員として雇い、6ヶ月以内の契約が多いのが事実です。フィリピンは正社員と契約社員の待遇差が非常に大きいのも事実で、このような考え方にはある意味理解できます。日本みたいに契約社員でもある程度の福利厚生を考えてあげるのも一つの手だと思います。

私個人的には重要な仕事ができる優秀な社員は6ヶ月などの期間が経たなくても正社員として雇います。しかし工場勤務でスキルがそんなに必要でないルーティンワーカーはやはりできるだけ経費は抑えたいのは本音です。PEZA企業のように日本向けに販売して比較的大きなな利益が取れるなら別ですが、フィリピン国内で販売する限りはそんな利益は追求できません。

日本でも最近でこそ人手不足で正社員制度が広がっていますが、不景気の時には契約社員が普通でした。だから全ての社員を正社員で雇用するというのは少しムチャクチャな気がします。試用期間として3ヶ月は必要ですし、職種によっては契約社員は残すべきだと思います。

それよりも何よりも私が契約社員制度を残したい大きな理由は、フィリピン人のワーカーの質というかモラルの点です。長く居れば居るほどどんどんずる賢くなり、どうやったらマネージメントを騙せるかというところに知恵が働きます。「自分は正社員だからクビを切られることはない」と安心すれば安心するほど仕事のクオリティは落ちていきます。「会社をいかに良くするか」など考える余裕はないようですし、彼らは興味すらありません。

今までたくさんのスタッフを見てきましたが、彼らから仕事の改善点は出てきませんが、自分の遅刻や欠勤をどうやったら隠せるかという悪知恵が考えつく社員はたくさん見てきました。

日本においても会社に対する忠誠心は薄れてきましたが、フィリピンほどではないと思います。東南アジアでいちばん離職率が高い国がフィリピンらしいです。そういう国においては契約社員6ヶ月制度は必要だと思うのですが・・・。(歴史が物語っている。)


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