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一週間後に迫ったフィリピン大統領選挙 2016





いよいよ5月9日に迫ったフィリピン大統領選挙ですが、こちらも熱を帯びてきました。有力4候補の中でトップを走るドゥテルテ候補に巨額隠し資産疑惑が降って湧いてきましたが、今日の11時からそれを証明すべく、告発側とドゥテルテ側が銀行に集まり、調査をするという異常事態に。ドゥテルテ候補は元弁護士。そんな資産はないことに自信を持っており、告発したサイドを取り逃がさないように入念な法手続きをしており、虚偽の告発の場合、即刻訴えることができるようにしているようです。私は告発した側の嫌がらせ行為でそんな隠し資産の可能性は少ないと思います。でっち上げの情報で蹴落とすつもりが、墓穴を掘った形になりそうです。

そこで1週間前の今日、私なりに予想をしてみたいと思います。(基本的にフィリピンの政治には全く興味はありませんが、大統領が変われば国の方針も大きく変わるフィリピンなので、一応知識として持っています。)

有力候補者は下記の4名です。

グレース・ポー候補 (現上院議員)
ジェジョマル・ビナイ候補 (現副大統領)
マヌエル・ロハス候補 (前内務自治大臣)
ロドリコ・ドゥテルテ候補 (ダバオ市長)

詳しい背景などはこちらをどうぞ。

http://www.huffingtonpost.jp/naoji-shibata/philippines-presidential-election_b_9424132.html

昨年終わり頃はポー候補がトップ、ビナイ候補がそれに続くという感じでしたが、最新の調査ではドゥテルテ候補が一歩抜きでた感じです。上述の隠し資産について明確に否定できればより票は固まると思われ、そのまま当選しそうな勢いです。

ちなみに私のフィリピン華僑のお客様の90%以上がドゥテルテ候補を熱心に支持しています。日本からの報道では低所得層の支持が強いとありましたが、高所得層であるフィリピン華僑からも支持を得ていると感じます。これから読み取れるのはドゥテルテ候補を支持している人のほとんどが「治安の改善」を強く望んでいるということです。私もフィリピンにおける最大の問題点は治安だと思っています。何人殺そうが、何人レイプしようが裁かれないフィリピン。そんな社会を変えたいと思っているのではないでしょうか?ドゥテルテ候補も治安が保てれば外資も投資をして、国内で労働需要を生み出すと考えているようです。

一方規律が保たれれば影響が及ぶような産業や関係者の人は何とか蹴落とそうと必死です。TV局大手のABS-CBNはアキノ大統領の妹、クリス・アキノを専属タレントとして抱えているなど、現大統領と結びつきが強いTV局です。そうしたメディアからは公正な報道は期待できません。意図的にドゥテルテ候補を取り上げないようにしているようです。

一つ気になるのは、現政権が票を不正に操作してロハス候補を当選させようという動きがあることです。多くのフィリピン人がOFWとして働いていて、在外選挙で投票しようとしても、ロハス候補以外受け付けないような妨害工作が多数報告されているようです。

ビナイ候補は汚職のイメージが強すぎました。ポー候補は最後までトップ争いをしていますが、押しの弱さ、経験のなさが響いているようで票が伸びません。(ポー候補はマルコスの隠し子という噂がまことしやかに囁かれています。)

今日の隠し資産の調査結果にもよりますが、何もなければドゥテルテ候補の当選。ロハス候補が当選したら何らかの操作が行われたと思ってもいいと思います。その時はEdsa IIIの勃発です。

(上記の話は私のまわりの人の話をまとめただけで、決して正確な情報ではありません。鵜呑みにしないでください。)
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