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フィリピン人労働者の受け入れはできないのか?





先日近所のスーパーマーケットで買い物をしていたら、見慣れぬ東南アジア系の男性グループが買い物をしていました。私の住んでいるところは京都といっても観光地でもない南部の田舎。外国人を見ることすら珍しい地域で東南アジア系の人がいたら目立ちます。

彼らの声を聞いていると、どこかで聞いた言葉です。そうです。タガログ語です。何か嬉しくなった私はつい声を掛けてしまいました。声を掛けられた彼らもまさか英語で話しかけられるとは思ってなかったのでしょう。ものすごく喜んでいます。聞けば、日本に到着して以来、フィリピンに関わりのある人(フィリピン人も含め)とは話していなかったそうで、驚いたそうです。

彼らの仕事に影響するので詳しくは書きませんが、彼らは日本に研修生として来ているそうです。フィリピンの某会社が日本の工場に派遣しているそうです。日本の新聞でも報道していますが、彼らは研修生という名目の単純労働者派遣です。日本では現在人手が不足していて、一部の工場などでは外国人労働者がいないと成り立たないそうです。

彼らと話を聞いていると、契約期間が1年で、1年経ったら彼らは帰国しなくてはいけないそうです。受け手側の工場の人も1年という短期間では帰ってほしくないと言っているそうです。(そりゃそうだと思います。彼らにかける初期投資はそれなりのコストがかかっているわけですから)

日本という国は極めて特殊な国で、外国人の受け入れがすんなりとできません。ペリーの黒船がここまでトラウマになっているのでしょうか?それとも純血主義のせいなのでしょうか?しかし工場などの労働者やコンビニなどの店員ではもうずっと人手不足が続いています。しかしこのまま放置しておいたら日本という国自体が成り立たなくなるかもしれません。(大袈裟な言い方ですが)

それを「研修生受け入れ制度」という隠れ蓑みたいな方法を使って外国人労働者を「単純労働者」として受け入れているのが現状です。もっと簡単に受け入れられる方法はないのでしょうか?それは働く側、受け入れる側ともきっと望んでいることだと思います。確かに他国では外国人労働者が違法滞在で居ついてしまい、数々の問題を抱えています。実際に最近ビザ緩和をしたインドネシア人が母国に帰らず、違法滞在をしている人が急増していて、その数2000人を超えているとか。

私はもっとEPAを有効活用したらどうかなと思います。現在は看護師や介護士の職種に限っていますが、開放している国々(フィリピン、インドネシア、ベトナム)を対象にもっと幅広い職種(単純労働も含む)で開放したらどうかと思います。(すべての国に開放したら中国人やインド人・中東の国々などから流入し、管理ができなくなる。)研修制度という灰色の制度を利用して(悪用して)単純労働をさせるよりはよっぽどいいと思います。

外国人労働者受け入れ制度みたいな名前で、現在の研修制度を有効活用しながら、滞在年数などの制限を設ければいいと思います。(3年プラス2年など)事前に日本語研修を義務化して、ある程度のレベルに達していない労働者は働くことができないということにすれば不法労働や違法労働は防げるはずです。また労働者の家族が住み着かないように制限することも必要かと思います。日本サイドも制度を悪用して賃金未払いなどは絶対にすべきではないというのは言うまでもありませんが。(もうタレントさんはいいでしょう。十分稼いだんだし。)

長々と難しいことをグチャグチャと無責任なことを書きましたが、外国人労働者受け入れはそんなに単純なことではなく、現実的に難しい問題とは思います。ただ明確になっていないような灰色の状態で単純労働者を受け入れてやっている状態ではなく、正々堂々と制度化をして受け入れたら日本サイドも受け入れやすくなると個人的には思います。(外国人労働者受け入れを広げる代わりにフィリピンサイドでも日本人優遇制度を拡充してほしいですが・・。(日本人の労働ビザの簡素化など)そうすればお互いハッピーになれると思います。

もし現状に詳しい方がいたらまた教えてください。

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